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糖尿病は眼の病気の宝庫です

更新日:2020年10月23日


糖尿病の眼疾患予防は血糖値やヘモグロビンA1cの管理が重要です。

一旦、糖尿病による目の病気が発生したら、出来るだけ早い治療が必要です。

糖尿病は眼疾患の宝庫です。


角膜潰瘍、白内障、緑内障、脳梗塞による視野障害など重篤なものが多く、特に失明率が高いのが糖尿病網膜症です。

糖尿病により抹消の循環障害が始まって酸素欠乏が起こり、ついで弱く破れやすい新生血管ができ、網膜や硝子体に出血が始まります。

新生血管は眼内に異常な膜を形成し、これが網膜をひっぱり網膜剥離を起こして失明に至ります。

治療は、まず、止血材や循環改善薬を服用します。改善しない場合はレーザー網膜光凝固を行ます。病状によってはお薬を硝子体内に注射することもあります。


それでも悪化した場合は、硝子体手術により眼内の出血や、黄斑浮腫、網膜剥離を治療します。手術機械や手術手技の進歩で、以前より短時間で侵襲の少ない手術ができるようになっています。


副院長 川島裕子




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